今回は前回からお伝えしている「分散投資」と組み合わせて考えたい戦略「コアサテライト戦略」を紹介します。
コアサテライト投資戦略とは?
コアサテライト戦略とは、
運用資産をコア(守りの資産)とサテライト(攻めの資産)に分けて起こりうるリスク(危険)をできるだけ減らすために対策を取り、
運用効率を引き上げる投資戦略のことです。
コア資産を総資産のかなめにすることで資産推移も安定します。
コア資産(守りの資産)
コア資産は長期で安定的に運用し守りの堅い資産のことです。
<コア資産例>
●為替ヘッジありインデックスファンド
●格付けの高い先進国債券
●金、銀などの現物資産
●J-REAT(不動産投資信託)
サテライト資産(攻めの資産)
サテライト資産は、リスクをとって積極的に運用する「攻めの資産」で場合によっては資産を効率的にのばしてくれる頼もしい資産です。
<サテライト資産例>
・アクティブ/テーマ型投資信託
・レバレッジ投資信託/ETF
・FX
・暗号資産
コア・サテライト投資戦略方法
「安定」を重視したコアに投資運用をしていきます。
一方でサテライト資産にも積極運用をしていきます。
そうすることでコアで守りを固めて、資産全体のリスクを抑えつつもサテライト資産が市場平均よりもリターンを受けることが可能になります。
コア・サテライト投資比率は?
気になる投資比率としては70:30、80:20が好ましいところですね。
70:30の比率で300万であれば
210万:90万
80:20の比率で300万であれば
240万:60万
・・・といった具合です。
コア資産を多めに配分することで守りをかため長期的に運用する土台が作れます。そして残りの3割ほどで資産を積極的に運用しコア資産にブーストをかけていきます。
具体的な投資先について・・・うなの場合
前回のブログ記事で説明した投資先に比重を多めにしています。
こちらを参照
このポートフォリオの要はsp500とVTIですが、全体的にまんべんなく異なる投資先を組み入れることでヘッジをとるようにしています。
【コア資産説明】
●eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
→これ一本で中長期に成長する米国株500社へに投資ができます。このポートフォリオの要
●楽天・全米株式インデックス・ファンド
→米国株式市場の約4,000銘柄に広く分散投資ができる。中小型株へも投資可能。
●eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→日本を含む全世界の約3,000の銘柄に分散投資。米国以外の投資先として重宝
●たわらノーロード 先進国株式
→MSCIコクサイ・インデックス(日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックス)を目指した投資。信託報酬も低くおすすめ。
●eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
→債券(資金を投資家などから借り入れるために発行する有価証券の一種)へのインデックス投資
●eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
→リートとは投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を投資者に配当する商品
●eMAXISプラスコモディティインデックス
→エネルギーや金属、農畜産物などへのインデックス投資
●その他
→国内ETF等
●海外ETF
→QQQ/VIG/VUG/SPYD・・・etc
【サテライト資産説明】
●東証1部大型株、中小型成長株
→東証1部に絞っています。中小は新興株も含みます。
●NYSE、NASDAQ上場銘柄
→情報産業系や生活消費系等の成長個別米国株に投資
●レバレッジNASDAQ、インド、ベトナム、AB、宇宙・・etc
→これから成長が見込めそうな投資先に投資することで期待してます。
●FX
→世界各国の通貨に投資しています。
まとめ
今回はショック時に耐えるポートフォリオとコアサテライト戦略について解説しました。
お話しした内容はあくまで参考例です、ご自身のライフスタイルで戦略を立てることが非常に大切なことと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
<まとめ>
- 資産をコアとサテライトに分けてポートフォリオを組み立てる
- コア資産を多めにし資産の守りを強くしよう(例 コア70:サテライト30、コア80:サテライト20)
- 生活防衛資金をしっかり残し、余剰分で考える
- 一つの投資先に集中するのではなく幅広く多ジャンルで資産を分散しよう