2024年から始まった新NISAは、一生非課税で投資できる制度です。その中でも成長投資枠は、上場株式や投資信託など幅広い金融商品を非課税で投資できる魅力的な枠です。しかし、どんな銘柄を選べばいいのでしょうか?高いリターンを狙うには、どのようなポイントに注意すべきでしょうか?この記事では、新NISA 成長投資枠で高リターンを生み出す可能性のある投資先一覧を紹介しています。
もくじ
成長投資枠とは何か?
成長投資枠とは、2024年から始まる新NISAの非課税投資枠の一つです。現行の一般NISAの役割を引き継ぎ、上場株式や投資信託などに幅広く投資できることが特徴です。成長投資枠では、年間240万円まで非課税で投資できます。また、売却した分の投資枠(簿価分)は翌年から再利用できるというメリットもあります。
成長投資枠で投資可能商品
成長投資枠で購入できる商品は、株式は上場廃止のおそれがある監理銘柄や上場廃止が決まっている整理銘柄を除き、投資信託は信託期間が20年未満のものや、高レバレッジ型・毎月分配型商品を除きます。
成長投資枠でリターンを狙える可能性のある株式テーマ5選
リターンを狙えそうな投資先
- テクノロジー関連株式
- インド株式
- 高配当株式
- エマージング株式
- バイオテクノロジー株式
テクノロジー関連株式
アメリカのテクノロジー企業は、世界のイノベーションを牽引しており、今後も成長が期待できます。特に、半導体やクラウドサービスなどの分野は、需要が高まっています。
テクノロジー関連銘柄
・iFreeNEXT FANG+インデックス
・ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
・netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
インド株式
インドは、世界で最も人口の多い国の一つで、経済成長率も高いです。インドの株式市場は、消費やインフラなどの分野で、潜在的な魅力があります。
インド株式関連銘柄
・iFreeNEXT インド株インデックス
・SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・F「愛称:サクッとインド株式」
高配当株式
高配当株式とは、株主に対して高い配当を支払う企業の株式のことです。高配当株式は、株価の上昇だけでなく、配当金というインカムゲインも得ることができます。
リターンという部分では厳しいかもしれませんが銘柄によって想像以上に高いリターン&配当を得られるものも存在します。
高配当株式関連銘柄
・SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
・楽天-楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド (愛称:楽天・VYM)
・三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド
エマージング株式
エマージング株式とは、経済が発展途上にある国や地域の株式市場のことで、新興国市場とも呼ばれます。エマージング株式に投資することで、高い成長率やリターンが期待できますが、政治的・経済的な不安定さや通貨変動などのリスクも高いことが特徴です。
エマージング株式関連銘柄
・三菱UFJ-エマージング・ソブリン・オープン(資産成長型) (愛称:エマソブN)
・日興-インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 (愛称:DCインデックス海外新興国株式)
バイオテクノロジー株式
バイオテクノロジー株式は、高い成長性とリスクを持つ分野であり、インデックスファンドはそのような特徴を反映することが難しい商品です。バイオテクノロジー株式は、医療や製薬などの分野で革新的な技術や製品を開発する企業が多く、その価値は市場の動向や規制の影響などによって大きく変動することがあります。
バイオテクノロジー株式関連銘柄
・三井住友TAM-SMT MIRAIndex バイオ・メディカル
・大和-iFreeNEXT NASDAQバイオテクノロジー・インデックス
成長投資枠のメリットと注意点
新NISA 成長投資枠で高いリターンを狙う銘柄は、成長性の高い業界や国に投資することが重要です。
成長性の高い業界や国に投資することで、高いリターンを狙うことができます。しかし、高いリターンには高いリスクも伴うことを忘れないでください。
成長投資枠のメリットデメリット解説は⤵
まとめ
高いリターンを生み出す新NISAはたしかに魅力的ではありますがそれはもろ刃の剣でもあります。投資で一番大切なのは自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、銘柄の選択や購入方法を慎重に考えることが必要です。以前お伝えしたコアサテライト戦略を踏まえて挑む必要があります。新NISAは非課税投資制度として魅力的ですが、それだけに無計画な投資は避けるべきです。しっかりとした戦略を組み立てることで、新NISAを有効に活用することができます。
長期で投資することを前提に内容を調べ納得した上で投資していきましょう。
以下の記事でそれらを踏まえて新NISAの具体的投資先選び方について説明しております。ぜひご覧ください!
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